世界自殺予防デー

世界自殺予防デーとは

2003年に国際自殺予防学会(IASP)の自殺予防イニシアチブとして世界保健機関(WHO)の承認を受け、毎年9月10日が世界自殺予防デーに制定されました。毎年自殺防止の認知向上を目指し様々な活動がされています。今年のテーマは、「自殺予防のための協力(“Working Together to Prevent Suicide”)」です。協力することが、自殺予防に最も効果的とIASPは提唱しています。

 

世界自殺予防デーの重要性

毎年世界で80万人以上が命を落としています。日本では1年に2万人以上が自殺しており、1日平均にすると54人に当たります。

 

辛い経験をしている人に手を差し伸べるだけで、その人の人生を変える事ができるかもしれません。孤独感を感じている人や自殺のことを考えてる人は、自分には価値がなく、誰にも大切にされてないと感じることがあります。友人や家族が声をかけたり、話を聞いたり、「話しても大丈夫だよ」と言われたりするだけで、その人に大きな違いが生まれます。

 

世界自殺予防デーの目的は、自殺は防止できるものという意識を世界中に高めることです。過去数年間に、教育や記念イベント、記者会見、会議、FacebookやTwitterの投稿など、約70カ国で300以上の活動が国際自殺予防学会(IASP)に報告されました。

 

一分だけで人生は変えられる

自殺未遂を経験してきた多くの人々は、誰よりも人の言葉や行動が大切であるかを理解しています。未遂をした時の体験を聞くと、自分の命を取るしか選択がないと感じた、また、本当は死にたくなく、誰かに止めて欲しかったという声があがります。多くの人々は「大丈夫?」と声をかけてもらい、自分の気持ちを分かってくれる人を探しています。

 

また、誰かに「大丈夫?」と声をかけてもらったら、その人に自殺願望のことをすべて話し、自殺はしないと自分に約束をする人もいます。残念なことに、誰からも声をかけてもらえない場合が多いと、自殺未遂の体験者の人たちは語ります。

 

このように自身の体験を共有してくれる人たちは、周りにポジティブな影響を与え、自殺予防の主唱者として活動しています。彼らは口をそろえて、誰かが一分だけでも時間を過ごしてくれたら自分の人生が変えられていたと言います。人生は貴重で、不安定な時もあります。家族や友人や見知らぬ人でも、誰かに手を差し伸べれば、悩んでいる人の人生の流れを変えることができるかもれしれません。

 

世界自殺予防デーに参加しよう

今年の9月9日、世界中の人々と一緒に自殺予防という共通の目標に向けて活動をしましょう。TELLは日本国内において、英語による無料電話相談や専門家による面談カウンセリングサービスの提供、また、メンタルヘルスに関する様々なワークショップを開催しており、本イベントの全収益はTELLの自殺予防活動を支援するために使われます。

 

あなた、またはあなたが知っている人が自殺を考えてる場合はTELLライフライン・東京英語いのちの電話(03-5774-0992、午前9時から午後11時)にお電話、またはオンラインチャット(毎週金、土、日の午後10時半から午前2時)にご連絡ください。日本語での連絡を希望の方は東京いのちの電話(03-3264-4343、年中無休24時間)にお電話ください。